2015.11.04
狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォーム(北区M様邸 竣工)
北区 M様邸
7月21日よりスケルトンリフォーム着工をさせて頂きまして
10月21日にお引渡をさせて頂きました。
■ 施工前 LDK ■
既存1階は和室で冬はとても寒く夏は暑いのと、小さな段差が所々にあるのが
今回のスケルトンリフォーム後に解消したい点でした。
■ 施工後 LDK ■
スケルトンリフォーム後は廊下を極力作らずワンフロアで広々と使える様にプランをさせて頂きました。
お婆様は1階にベットを設置するので、夜は間仕切れる様に3枚扉を設置しました。
■ 施工前 キッチン ■
キッチンはまだリフォームしたばかりだったのですが、もう少しお掃除がし易い物で収納力が増える
キッチンにしたい。
■ 施工後 キッチン ■
キッチンは全て収納は引き出しにし、上には吊戸を設置しました。
今回は配管も全てやり直しておりますので、瞬間湯沸かし器では無く給湯配管をしております。
■ 施工前 浴室廻り ■
お風呂はタイル張りで段差が有りとても危険なので、リフォーム後は安心して入れるお風呂にしたい。
トイレは設置場所を替えたい。
■ 施工後 浴室廻り ■
お風呂はTOTO サザナ1216サイズです。極力シンプルにし、中は手摺を設置しました。
洗面化粧台スペースも限られた空間なので、収納力を少しでも上げる為に吊り戸を設置させて頂きます。
トイレ場所も移設し、広々と空間を取りました。
■ 施工前 階段 ■
階段は急勾配なので、もう少し緩やかな勾配にしたい。
スケルトンリフォーム後は手摺を付けたい。
■ 施工後 階段 ■
階段の勾配を緩やかにし、手摺を設置。既存の窓は採光を取る為にも残したままです。
■ 施工前 2階和室 ■
昔、2階を下宿として貸していたので小さな流しなどが部屋に付いているので
スケルトンリフォームする際は、スペースを重視したいので収納も手洗い場も無くしたい。
■ 施工後 2階洋室 ■
お部屋を広く取らせて頂きました。サッシは既存の物にインプラス(2重窓)を設置させて頂いてます。
■ 施工前 2階和室 ■
コチラのお部屋も下宿出来る様な造りになっているので、洋室にリフォームをしたい。
■ 施工後 2階洋室 ■
コチラのお部屋も窓は既存を活かし、インプラス(2重窓)にさせて頂きました。
■ 施工前 2階下 ■
極力廊下のスペースは無くしてお部屋に活かして貰いたい。
■ 施工後 2階廊下 ■
廊下は洋室1のスペースに入れてしまい、洋室1から各洋室に入る様にしたい。
ちょっとしたスペースに収納を設置させて頂きました。
■ 施工前 2階和室 ■
既存もとても小さいスペースで納戸で使用していたのですが、明るくして子供部屋として活かしたい。
■ 施工後 2階洋室 ■
こちらも既存の窓はそのままで、インプラス(2重窓)を設置させて頂きました。
階段上のスペースを活かしての収納です。
■ 施工前 2階トイレ ■
2階トイレも場所を少し移動し新規で設置します。
■ 施工後 2階トイレ ■
■ 施工後 2階の小屋裏に収納スペースを新規に造作しました。 ■
収納スペースより空間の広さを重視されていたのですが、解体後を見て頂いた際
小屋裏に収納スペースが造れるなら造って頂きたいとご要望を頂きまして追加工事として
小屋裏収納を造らせて頂きました。
居住スペースで使用はしないので小屋裏収納内の内装仕上げはしておりません。
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2015.10.06
狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォーム(北区M様邸 内装・外構工事編)
大工がボードを貼り終えるとクロス職人が現場に入り
壁・天井にクロスを貼っていきます。
下地を作るためにパテでしごいていきます。
下地、つまりボードを張る大工が下地をそろえないと、全面パテ(総パテ)となり
クロス職人なかせの大工となってしまいます。
類フォームではクロス職人は、大工の技術がしっかりしていないとやりたがらない
のはそういうことなのです。
内装工事と並行して外構工事も入ります。
M様邸は外壁は既存のままです。
バルコニーは新しく取替になります。
施工前に現場にて細かい納め方の打合を施工2週間前位にします。
今回は敷地内に納める為に既存バルコニーを少し詰めて納めて貰います。
サッシは、今回の現場では一部のみ変更というプランとなっております。
バルコニーに関しては、メーカーの施工が来て1日で設置していきます。(設置前)
バルコニー設置後
既存外壁がそのままなので、新しくサッシを替えた箇所は2ヶ所です。
浴室の窓とLDKのFIX窓。
それ以外は全て既存の窓を残し、室内で2重サッシ(インナーサッシ)で納めさせて
頂いてます。
新規窓廻りはラスカットを貼り既存外壁に合わせて塗装をしていきます。
全ての部屋のクロスが貼り終わり、内窓(インナーサッシ)を設置します。
各居室設置しています。比較的、長時間居ないお部屋の窓には設置
していません。(トイレ・階段)
お引渡清掃が入り竣工となります。
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2015.09.25
狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォーム(北区M様邸 木工事編)
解体工事、そして基礎補強工事が終わり最も大事な
木工事(大工工事)に入っていきます。
新たな基礎の上に新規土台を敷き、柱を建てていきます。
2階床下地も新たにやり直す箇所が多く新築並に材木が必要になりました。
既存の梁は松丸太だったので、新規で抱き合わせて梁を掛け補強をいれました。
腐っていた浴室周りの柱は、現状機能しておりません、
しかしながら他の構造部との絡みで抜くことができません。
このようなケースでは、新たな柱を抱き合わせて補強します。
一戸建て(一軒家)リフォーム後の新規の間取りに合わせて、
新たに間仕切りの下地を組んでいきます。
柱を抜いた箇所には梁補強を加えております。
ハイウィルでは、解体後お施主様にスケルトン状態になった今までの建物を見ていただき
どのような補強を加えるのか?どの柱を抜くのか?など綿密にお話をさせていただきます。
ここで、現状の傷み具合をみて驚かれるお施主様も多いです。
今回のM様ではこの段階で、屋根裏収納を作る工事を要望され追加工事をさせて
頂く運びとなりました。
着工前よりM様より
『狭小住宅なので少しでも収納スペースを確保したい。』
ご要望は頂いてました。
我々も小屋裏を利用した収納に関しまして
『人が立って生活空間にする事は出来ませんが階段を付けて
段ボールなのどを置くスペースなら確保できます。』
と提案させて頂きました。M様もスケルトン状態になった実際の屋根勾配等を見て頂いて
屋根裏収納工事のご依頼を頂きました。
小屋裏収納のハッチ部分が完成しました。
細かく納まりのチェックを監督がします。
都心の狭小住宅では、このように屋根裏のスペースも有効利用することが多いです。
屋根勾配にもより、人が立てる状態の高さがギリギリとれることもあります。
木軸組が納まったあとは断熱工事です。
グラスウールを施工する際は、しっかりと隙間なく敷き込み、
タッカーで固定していきます。
床は、303ピッチの根太の間にスタイロフォームで断熱をとります。
天井、壁と断熱材を敷きこんでいきます。
断熱材を入れ終えるとボードを貼る工程に入りますので
建具枠を設置していきます。
木下地が完了し、ボードを張っていきます。
ここで木工事の重要箇所は終わりました。
仕上工事への進んでいきます。
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2015.09.20
狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォーム
(北区M様邸 基礎工事編)
北区 M様邸の狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォームも
解体工事が終わり基礎工事にはいっていきます。
鋤取り後 砂石+メッシュを敷いて転圧を掛けてベタ基礎にしていきます。
スケルトンフルリフォーム後の構造より
間取りに合わせ新しい型枠に入れて新しい基礎を作っていきます。
築50年を超えた家もベタ基礎にする事で、荷重を面で支えるので不同沈下し難くなり
床下の湿度は安定させることが可能となります。
木造一戸建て家の築年数が経っている建物は、布基礎の場合が多く
スケルトンフルリフォームをする際、費用(価格)と予算との兼ね合いもありますが、
ベタ基礎にする方は大変多くいらっしゃいます。
M様は家の歪みも気になり、冬は床が物凄く寒さを感じるので
ベタ基礎は今回の一戸建て家のスケルトンフルリフォームでは
優先順位の高い必要条件でした。
鋤取り後にメッシュをひいていきます。
生コンクリート打設後、型枠に新たな布を作っていきます。
弊社では元宮大工の現場監督が、
基礎幅、アンカーの位置などを細かくチェックしていきます。
一戸建てスケルトンフルリフォームの全体の基礎となる基礎工事が完了。
この基礎を前提として、次のフェーズより大工工事がスタートしていきます。
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2015.09.18
狭小一戸建て家の3世帯スケルトンリフォーム
(北区M様邸 解体工事編)
狭小家 一戸建て家の3世帯スケルトンリフォームの解体工事がスタートしました。
予算、費用(価格)もふまえ、
外壁とサッシは3ヶ所のみの解体にとどめる内容となっていますので
今回の一戸建て家のスケルトンリフォーム解体工事は主に内部解体(フルスケルトン)と
なります。
解体工事期間は実働7日間になります。
一戸建て家のフルスケルトンリフォームで全ての窓を取替や外壁解体箇所がある場合は、
解体日数も10日程程度掛かってきます。
内装下地は剥がしていくことで軸組が現れてきます。
こちらの北区の一戸建て家の内部フルスケルトンリフォームの
M様邸は隣の家と繋がっている長屋造りとなっています。
従いまして、解体後の耐震補強では、隣家の状況もみながら補強を
考えなくてはなりません。
解体をしていくと隣家の外壁も出てきます。
隣の方は以前窓を塞いでいることがわかります。
今回の一戸建て家のフルスケルトンリフォームでのポイントは長屋の隣家との構造上の
接合部の耐震補強になってきます。費用(価格)もここを当然みております。
解体を進めていくと築50年以上ということもあり、当時どのような施工をされてきたのかが
あらわになっていきます。
下は最も荷重がかかる基礎部分がレンガを組積して間に合わせていた基礎です。
これは危ないです。
2階の荷重をモロに受ける柱の基礎部分がレンガで束としておさめている。
しっかりとした束石をたてていないため床束がそのまま土中に埋まってしまっている。
腐食が始まりかけている。
築50年以上、特に前回の東京オリンピック前の建物は、このような
細い柱で施工されていることが多く補強が必要になります。
今回の一戸建て家の3世帯スケルトンリフォームで長屋に気を遣いましたが、
お客様の最も気になっていた部分は2階部の傾きです。
スケルトンに解体をすることでその原因もはっきりと表れてきます。
2階に傾きがあった一番の原因は
既存浴室があった柱は腐っていた事が大きな要因と
なってました。柱が水を吸い完全に腐食してしまっています。
柱としての強度を保つことなく沈下してしまっている状態でした。
ハイウィルでは一戸建て家のフルスケルトンリフォームをされるお客様には、
例外なく、スケルトンになった状態で、一度現場をみていただくようにしています。
M様はご近隣にお部屋を借りて頂いているので
解体が終わった時点で、既存構造の状況を現場で見て頂きました。
既存の状態を見て頂く事により、基礎工事・大工工事・設備工事などを
やらせて頂いていく過程で補強箇所をご説明させて頂く際により明確に
なって頂けると思っております。
このように一戸建て家のフルスケルトンリフォームは、仕上げ重視のリフォームというよりは、
構造部、柱の強度、梁の架け方と強度、土台と基礎の状況などを全体的に
完成するプランから逆算し、全体のバランスをみて最適な構造状態へと
再構築する作業となります。
ブログでも何度もお話しておりますが、ここで最も重要な能力を発揮するのが
大工、いわゆる棟梁なのです。
50年前の仕掛け方を熟知し、現在の基準以上の強度で軸組を再構築する
能力が問われます。
構造補強をする際は、新築と違いプレカットで加工されてきた構造材を
組み立てるわけではありませんので構造材を手刻みで仕口や継手を作ることも
必要になってきます。
家の一戸建て家のフルスケルトンフルリフォームを要望されている
方は、このように大工工事(木工事)の技術優位な会社に相談されることを
お勧めいたします。
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2015.09.11
狭小一戸建て3世帯スケルトンリフォーム
(北区M様邸着工前データ編)
ここ数年、2世帯の一戸建てスケルトンリフォームのご依頼が多かったのですが
今回ご依頼いただきました東京都北区M様は3世帯の一戸建てスケルトンリフォームです。
北区 M様のご依頼内容と既存の状況を掲載していきたいと思います。
家族構成:お婆様+お孫さんご夫婦+お孫さんご夫婦のお子様(大人3:小人1)
木造戸建て 築50年以上(御神楽2階建て9坪)
※お神楽と書きましたが、
数十年前に、お神楽をされた建物をスケルトンリフォームさせていただきます。
以前に外壁塗装・玄関扉はリフォームしたばかりなので
現状のままでプランニングをさせていただきました。
リフォームにきっかけは、お婆様がお孫さんご夫婦とその御子息様と一緒に
暮らす事となり今の造りでは間取りとしても不便な点と古い
建物なので段差も多いとのことで屋内に関しては、
スケルトンリフォームをして構造から見直したい。
というご要望をいただきました。
■ 既存建物 ■
1階は6畳居間とキッチンと浴室とトイレ
2階は昔賃貸で2部屋貸していたので4.5畳に入る脇に小さな流しが付いている。
トイレと納戸。
ご予算とご要望をお聞きして弊社が提案させていただいたのが下記のプランです。
■ 新規図面 ■
新規間取りは
1階にLDKとお婆さまがベットが置けてLDKとオープンに出来る建具を
設置したお部屋。浴室と洗面化粧台
2階はお孫さんご家族が過ごす空間洋室3部屋にトイレ1箇所。
1階は既存和室だったのを、フローリングにしワンフロアにします。
置き型のキッチンでFF式給湯器
リフォーム後はシステムキッチン トクラス Bbコンパクトになるのでスッキリ
します。
もちろん、給湯器を設置するので瞬間湯沸かし器はなくなります。
既存浴室はタイル貼りの在来浴室。冬は物凄く寒く、段差も有るのでとても
危険な浴室です。こちらも今はバランス釜ですが、給湯器(追い焚き)を設置
するのでお湯を沸かすのも楽になります。
既存階段はかなりの急勾配です。
洗濯物を持って2階のベランダに行くのはかなり大変です。
既存2階は4畳半が2部屋。
昔に、賃貸として貸していたので入口の所に小さな流し台があります。
2階はその他3畳の納戸とトイレがあります。
2階はリフォームは主に、お孫さんご家族(ご夫婦+お子様)が
使われるスペースになります。
今回の北区M様邸 外壁・屋根など外回りの工事が無いのですが
お盆・シルバーウィークを挟む時期ですので工期は3ヶ月頂きました。
さて、次回より解体の模様を掲載していきます。
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