開始から完了までの流れは以下の記事でご覧下さい。
2015.06.30
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
北区Y様邸 竣工です。
今回のメインテーマは家の傾きを補正し、
より長く安全に暮らせる住まいです。
外壁は既存を一部残しつつ、内部スケルトンリフォームとなっており、
サッシは全て取替ました。
賃貸が併設された住まいとなっておりましたので、
間取りは大幅に変わっております。
既存での玄関スペースは狭かったこともあり、スケルトンリフォーム後の
玄関は広々と取り、奥に可動棚付きの収納を納めさせて頂きました。
ゆったりの玄関を入って扉を開けると、開放感のあるLDKです。
廊下が極力無いスペースなので、お部屋のスペースが最大限取れて
ます。
キッチンはTOTO ミッテ I型 2550サイズ
良く使うモノを取り出しやすく、しまいやすいセンターラインキャビネット
搭載。
洗面化粧台はTOTO サクア 間口750サイズ
たっぷり収納と、洗いやすいひろびろボウルを搭載。
トイレは TOTO ピュアレスト
4.8の節水トイレ、従来品に比べて71%も節水
ユニットバスは TOTOサザナ 1616サイズ
ほっからり床、魔法瓶浴槽搭載で充実したラインナップの商品です
設置に苦労を伴った
新規階段はゆったりの勾配で小さなお子様でもとても上り下りし易く
なっております。
2階は洋室3部屋です。
各お部屋たっぷりの収納スペースです。
寝室には3畳のスペースのウォークインクローゼットです。
このように、リフォームをすれば、真新しくきれいになります。
大事なのは、前のブログで書いてきたような、中身となり、
特に木造一戸建てのスケルトンリフォームでは目に見える表装ではなく、
目に見えない内部となります。
特に構造部の取り合い、補強計画、には時間がかかりますし、
施工する木工事職人の高い技術が必要となります。
当社では大正時代から続く技術の継承を重要視しており、
正直価格だけを見て安い職人はいます。
しかし、大切な財産である住まいを預かる身として、
そのような無責任な技術は提供できませんので
施工費用は安売りはしていません。
その分、スケルトンリフォームを構成する商品や建材を
全国の工務店に卸売りしており、お客様にもお安く提供できております。
安くない施工費用(工)と安く提供できる定価の決まっている商品(材)。
このような真の良質安価を目指しており、価格優先の仕事は致しておりません。
現在リフォーム市場は、さまざまな業種からの参入が相次ぎ、
彼らの利益重視のビジネススタイルから、安い職人が必然的に
大手や新規参入会社へ流れていきます。
そのため、木造のスケルトンリフォームなど
家の構造部をさわるような大掛かりな工事は、
お客様の確かな目で相談するようにおススメおいたしております。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.29
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームには
内部スケルトンリフォームと外部の壁まで解体する躯体残しの内外部スケルトンリフォーム
が方法論としてあり、ここ数年ハイウィルでは
内部スケルトンリフォームをされる方が増えております。
その人気の一戸建ての内部スケルトンリフォームでも
どこまでやるかで費用が変わってきます。
基本的に内部のみスケルトン状態になりますので、
間取り変更は自由、階段の位置、水まわりの移設などは自由となります。
では、費用が変わってくるのはどういう工事をした時に変わってくるのか?
ここを工事をしたお客様に契約前に聞かれます。
内部スケルトンリフォームは内部をすべて解体し、
内部が構造体のみになっている状態から補強等を加え
再度あらたな間取りでくみ上げていくリフォームになりますが、
下記のような工事を加えていくと費用もそれぞれ上がっていく事になります。
基礎を布基礎からベタ基礎に変更するか?
断熱材をグラスウール以外の高性能素材にするか?(セルロースファイバーなど)
外部と絡みのでてくるサッシを入れ替えるか?
耐震補強に加え、地震に備え制震ダンパー等を設置するか?
断熱や防音などを考慮し2重サッシ(インナーサッシ)を設置するか?
外壁塗装ではなく、サイディング・ガルバリウム鋼板仕様、
もしくは左官壁などにしたいか?
など内部をフルで解体したあと付加価値をどれだけつけるか
で費用の増減が決まってきます。
今回の
北区 Y様邸 は ベタ基礎へ変更、制震ダンパーの設置、
既存のサッシ(窓)の位置に新しくサッシ(窓)を全て入れ替えとなりました。
サッシ(窓)を入れ替える工程として既存窓廻りにを大きめにカッター
を入れ取り外します。その後内部工事では大工が、サッシ枠を新たに造作し、
新しいサッシ(窓)を入れます。カッターを入れ切り取った外部廻り
は左官で補修をして、その後塗装になります。
どうしても左官を塗り直して塗装をするので既存壁との段差が出て
しまいますので、下地が目立たないように極力既存の目に合わせて塗装になります。
まず
フェルトにラス網を貼ってモルタルを塗ります。
Y様邸ではサッシ入れ替えの為、外部の解体面が、かなり大きくなり
補修面積も大きくなります。
これらラス網の箇所を左官工事で下地を塗っていきます。
塗り終わったら乾くまで待ち塗装の工程となります。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.28
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
構造補強 断熱 ダンパー設置と一番重要なフェーズを超えました。
ここからは内装を仕上げていきます。
天井野縁組後のボード仮設置。
断熱材を敷き詰めたあとボードを張っていきます。
重いものを壁に固定する箇所などは、
お客様に予めヒアリングさせていただき、
ボードではなく12ミリの板を貼っておきます。
キッチンも設置されてます。
今回は
TOTOのミッテ I型2550サイズを採用いたしました。
今回構造部の傾きが最も大変な工事となっておりましたが、
内装工事でもっとも施工的に苦労するのが階段の設置になります。
新規で階段を設置する位置がもともと浴室があった場所であり、かつ、
既存浴室壁がブロックであったことと、最も家の歪みが激しい箇所が
この部分であったため壁を補正するとともに、階段は既製品を採用していたことから、
プレカットにて搬入されます。
ジャッキアップにて相当補正を試みておりますが、
家自体がよじれていることもありミリ単位で、すべての傾きを0mmにもっといくことが
現実的に難しいこともあり限界レベルにて補正をとどめており補強を施しております。
そのため階段については大工が
加工しながら納めました。
以前の急こう配の階段とは違い
緩やかな登り易い勾配になってます。
こちらの現場を解体から内装まで
工事の流れと共に解説しています。
今回が⑧になります。
最初から見たい場合①からです。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.28
既存屋根の形状は2軒が連棟となっており、切妻が直角に交差し
乗越し屋根となっております。
しかし、2つの屋根の勾配は違います。
もともと住居部分であった家屋部分は3寸5分勾配でセメント瓦葺き
既存賃貸部分は2寸5分勾配の板金納めとなっておりました。
今回のケースは、
2寸5分勾配では、コロニアル瓦は葺けませんので、
ガルバリウム鋼板への変更をご提案しました。
こちらをすべて剥がし、野地板を張替え
ルーフィングを貼りガルバリウム鋼板で仕上げます。
野地板貼りの工程での写真を撮り忘れましたが。。。汗。。
ルーフィングが貼りおわったとこです。
このような下地の防水処理が最も大事になります。
ルーフィングは、屋根の流れ方向に対して横方向に施工するのが鉄則です。
平部は、横方向に200mm以上重ねておさめしっかりと雨仕舞をすることが必要です。
ガルバリウムで一番大切なのが軒先部の納め方になります。
軒先水切り(通称:唐草)に重ねて必ず納めます。
ケラバの野地板端部まで取りつけます。
ガルバリウム鋼板をしっかりとはめ込んでいきます。
谷部分がもっとも雨漏りの原因となる箇所であるため、
最も注意を払うところになります。
弊社は大正8年創業の社寺仏閣専門の瓦葺き業者として
創業したルーツがありますが、
最近では和瓦を新たに葺き替えるお客様も少なくなってきました。
ガルバリウムを張るのは通常板金職人、
瓦を葺くのは瓦職人とテリトリーも変わってまいります。
今回施工したのは弊社の板金職人のメンバーによる施工です。
次は⑧です。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.15
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
制震ダンパーの設置が終わると断熱工事となります。
今回東京都北区Y邸での断熱は
外周面の壁面、 2階天井裏の断熱材は グラスウール
1階床下はスタイロホームです。
Y既存建物壁・床に断熱材は入っていませんでしたので、
かなり寒かったはずです。
実際に「住んでいても隙間風が吹いていたので換気は良かったけど
とても寒かった」とおっしゃられてました。
外周面にグラスウールを隙間なく張り込んでいきます。
2階天井も隙間なく重なりあうように張り込んでいきます。
1階床下は根太のピッチのスペースにスタイロホームを貼っていきます。
つづきは⑦からです。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
戸建改築なら
新築そっくりにリフォーム
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.12
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
木工事の中で最も大事な構造部分が終わり、
次は耐震対策である制震ダンパーの設置に入ります。
正確には耐震対策は、木工事の工程の中で、補強を施しており
万全ではありますが、耐震に+して制震を検討。
一戸建てスケルトンリフォーム後の新たな間取りから
構造計算をして、最悪の事態が起きた際、
地震力が加わりどの構造部の力を逃がす必要があるかを診断し、
減衰力が必要な構造壁に制震ダンパー装置の設置指示が
出てきます。
下記はその指示図です。
赤い部分が設置個所となります。
■ 1階 診断書
■ 2階 診断書
赤い部分を数えると
1階に5基 2階に2基の設置ということがわかります。
ここのお住まいは一階はほぼ外周部に設置指示がでていますので
指示通りに設置をしていきます。
2階部制震ダンパー設置
今回の間取りでは2か所の指示となっております。
こちらが北区Y邸での制震ダンパー設置です。
弊社では改築されるお客様にはおススメさせていただいております。
費用も耐震補強工事よりもかからず、効果は耐震補強以上の設計です。
備えあれば憂いなし。ご自宅がご心配の方は、まずは下記に詳しい内容が掲載されています。
こちらの現場の続きは⑥からです
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.12
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
解体・基礎の次は大工工事
新規土台・大引を設置していきます。
設置大引を受ける鋼製束を設置予定です。
基礎の芯にアンカーボルト出し、土台を緊結していきます。
1階床下地に本格的に入っていきます。
新規土台、大引の設置、鋼製束を設置していきます。
こちらのお住まいは、ジャッキーアップにより建物の傾きを補正している
ため、ジャッキーアップした箇所は土台と基礎の間に隙間ができることに
なります。
その部分を計算して加工処理していきます。
間取り変更により抜く柱がどうしてもでてきます。
スパンにもよりますが、荷重のかかり具合によって梁を入れる
梁のせいもかわってまいります。
柱を抜いて、二階の柱を受けているような荷重がかかる部分には
せいの高い梁をいれていきます。
既存の活かせる梁、活かせない梁を見分け
適切に施工をしていきます。
一階の天井高も考えつつ、2階の荷重をどのように受けるのが
一番良いのか、荷重の分布も検討し梁掛けをしていきます。
このような仕掛けは、内装大工ではできません。
棟梁と呼ばれる大工が施工をします。
続きは⑤からです
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
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2015.06.12
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
こちらは一戸建てスケルトンリフォームの基礎工事です。
既存の状況は①
解体時の状況は②
に記載しています。
解体作業が終わると基礎補強工事になります。
こちらのお住まいはベタ基礎への変更工事だけでなく
中心部の基礎に亀裂が入っている為、
基礎補強が必要になります。
まず鋤取りして基礎の高さの墨出しします。
鋤取りすると既存の土台が浮いているのが
一際目立っている状況です。
この部分は建物自体の傾きをジャッキアップで
補正後にべた基礎&基礎補強で対処します。
仕上げ材はほとんど効いていない状況であったことがわかります。
一箇所ではなくこのように土台が浮いてしまっている箇所が
数カ所ありました。
今回の一戸建てスケルトンリフォーム(改築)
は良いタイミングであったと思います。
基礎工事
フォールアンカー工法により配筋を布基礎に緊結します。
既存の間取りでは、基礎が十分ではなく、外周部以外のほとんどが
束(ピンコロ)で土台を支えるという状況であったため
提案間取りでは、構造的にみても頑丈になるように
布基礎を立てる箇所を増やし建物を安定させる狙いです。
新規で布基礎を設置する箇所に
新規配筋を施します。
生コンクリートを土間に打設しベタ基礎にします。
コンクリートミキサー車が入り組んでおり入りませんの、
猫車で運び手作業で、土間を打設しました。
打設後は湿潤期間を設けます。
17センチ建物が傾いている状況であることが解体後の調査で
わかっておりましたので、落ちている部分の土台にジャッキを当てて
ジャッキアップをします。
ジャッキアップにより
新規布基礎間仕切り基礎部分
既存の間取りで布基礎がない箇所(床がフワフワしていた箇所)
布基礎を設置するための型枠組みをします。
亀裂が入っていた中心部の基礎は補強を加えるため基礎幅を増やし
強固にするためにアンカーを入れ緊結する想定で型枠を組みます。
中心部の亀裂の入っていた補強部とその他の構造上弱いポイントに
型枠を組んでいます。中心部は両側から補強する計画です。
コンクリートを打設後の布基礎です。
これで2階の荷重を受け一階の床をしっかりとした
本来の理想的な形へ施工できました。
このあと木工事の工程で土台を乗せ、床組ができるという段階に
なりました。
アンカーボルトは土台の中心に来るように打ち込んでいます。
続きは④から
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
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2015.06.12
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
着工してまず初めに解体作業からです。
Y邸は基本、一戸建ての内部スケルトンリフォームになりますが、
サッシを入れ替え位置が変更される部分があるため、
外部もある程度解体が必要なります。
解体をして木構造を裸にして、最終の補強計画を立てます。
一戸建てスケルトンリフォームになると、
当然住みながらでは工事ができませんので
仮住まいをご用意いただく形になります。
基本木構造を残し手作業で解体していく為
時間と手間は掛ります。
しかも解体職人ではなく大工が解体します。
それは、リフォーム後の間取りを考えながら
解体が必要になるからです。
この解体工事でまず最初の大量の廃棄物がでます。
徐々に躯体が露わになってきます。
ほぼ構造体が浮き彫りになっている状態です。
現状の痛み具体や荷重のかかり具合、どのような施工がなされていたのか?
ここから提案させていただいた間取りが本当に可能なのか?
こちらが想定していた状況と合致しているかを確認します。
床がふかふかになっていた原因が判明。(下の写真)
束に大引が乗っていない。。。。
乗っている箇所も垂木で噛ませているような状況となっており、
ほぼ下地がないのと同じ状況でお住まいになられていたことになります。
これは危険です。
床下収納からは見ることができなかったところです。
傾きも地盤の傾きとともに、構造自体でも傾いていることがわかります。
家の中心部の基礎に大きな亀裂。
中心の柱に二階の荷重負担がかなり強いのが直接の原因です。
しかも基礎が割れたことで沈下し、土台との間に隙間も。。
ここは本格的に補強が必要なところになります。
屋根はシート養生
一通りの解体が終わり構造躯体のみの状態になりました。
屋根の野地板も張り替えるため、ブルーシートを家全体に覆い
工事期間中の雨対策をします。
建物にシートを覆い、外周部を足場も架け、シートをはります。
出入り口は扉が解体されてありませんので防犯用に
板張りをします。
ここまでで解体の工程が完了しました。
ここからいよいよ基礎工事→木工事へと移行していくわけです。
続き3はこちらです。③からです。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
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2015.06.12
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
創業大正8年のハイウィルでは、年間を通じ、
常に順番待ちになっている工事があります。
その最も多い工事のご依頼の一つが、
リフォーム一戸建ての全面工事です。
『リフォーム一戸建ての費用価格で損をしない虎の巻』では、
一戸建てリフォームを検討している皆さんに、
ご予算の中で理想としている工事をどのように実現していくか?
価格や費用をどう捉えれば良いのか?
どのような業者に依頼すべきか?
についてお話ししていますが、
今回は、家が傾いている??
といったお悩みです。
家が傾いている?
といってビックリされる方もおられるかと思いますが、
実は、弊社のように改築工事を毎日やっておりますと、
その度合いに差こそありますが、
かなりの頻度で傾きを気にされておられる
方も多いのも現実です。
そもそも木造の住まいは、
基礎の上に木構造体が乗って建物を構成していますが、
傾きにも、
基礎より下の部分、
つまり
地盤自体が傾いているケースと、
基礎より上の木構造部分での傾いているケースが
ございます。
地盤自体が下がってしまっているケースでは、
近くに高層のマンションが建って地盤に影響が出てしまうケースや
もともと地盤がゆるく、隣の家が新築をした際などに
傾いてしまうなどのケースがあります。
基礎より上の木構造体部分が傾いている場合は、
築年数とともに木が痩せてしまってという自然なケース
(この場合度合いはひどくはないケースが多い)
と一部の構造体に過度な荷重がかかってしまい傾いてしまっているケースや
そもそも施工不良のケースなどさまざまです。
ここで紹介する事例は、
地盤自体が近隣のマンション等の建設をしていく段階で
傾いていたお住まいで、なおかつ築年数の古く、
無筋の基礎で、一部束がなかったりといった状態で
現場調査の段階では、床板がフカフカしている状態であった
お住まいの一戸建て内部スケルトンリフォーム(改築)をご紹介いたします。
今回ご紹介させていただく事例のお施主様である東京都北区のY様と同じお悩み
を持たれている方も非常に多いと思いますので、
参考になれば幸いです。
Y様の家族構成はご夫婦とお子さんが2人の4人家族。
そもそものリフォームのきっかけは、
家が傾いていて、隙間風があり冬場が本当に寒い。
というもの。
向って右半分(下の写真右)は、
昔賃貸で、当時は2世帯貸していて、
今は空き家になっていて使用してない空間になっているため、
賃貸までを解体してひとつの世帯用に間取りを変更したい。
というご要望でした。
築年数:40年
延べ床面積:約30坪
下は現場で採寸後起こした既存図面です。
■既存図面
トイレは隅付便器で和式便所のタイル造り。
冬はとても寒くお掃除も大変です。
浴室もタイル張りの在来浴室となっています。
急こう配の階段
1階のリビングは床が下地が無いかの様に
フワフワしました。私が飛び跳ねると
今にも割れそうな勢いです。
床下点検口より見てみました。
解体前に床下をのぞいてみても見える範囲では
決定的な原因を断定できませんでした。
床を上げるまではわかりませんが、
下地は補強レベルではなくやり変えを提案させていただきました。
既存屋根は屋根勾配が違う為、セメント瓦と板金で納められてました。
セメント瓦の方は屋根勾配が3寸5分 板金側は2寸勾配
新規はガルバでおさめる提案をさせていただきました。
セメント瓦と板金屋根の境目の納まりに問題がありました。
こちらも下地からやり変える提案をさせていただきました。
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸①着工前)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸②解体)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸③解体工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸④木工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑤制震ダンパー設置)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑥断熱工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑦屋根工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑧内装工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑨外壁工事)
一戸建てスケルトンリフォームの際に構造の傾きを補正するケース (北区Y邸⑩竣工)
戸建改築なら
新築そっくりにリフォーム
ハウスメーカーで高いと思ったら
2015.06.05
創業大正8年のハイウィルでは、
さまざまな一戸建てリフォームをご依頼いただいておりますが、
その中で、2世帯へのスケルトンリフォームや中古戸建を購入され、
まるごとリフォームされる方が非常に多いわけですが、
今回はどちらかと言えば滅多にはないカテゴリになります
一戸建てリフォームの「お神楽」
について紹介したいと思います。
本来のお神楽とは平屋建ての住まいで2階部を増築するようなとき、
通柱を使わず管柱のみで、2階建てとする構造をいいますが、
今回は柱も総入れ替えによる
事実上、一戸建てのリフォームというよりは、
ほぼ新築になりますが、平屋から2階屋へのご依頼です。
今回はお客様も職人ということもあって、構造部分のみの相談でした。
最低限の設備機器にまつわる配管工事、電気配線も取り回しまでを相談。
要は「躯体渡し」と呼ばれるもので、弊社の得意とする構造部の補強までをご依頼、
造作は階段造作くらいのもので、内装などはお客様が施工されるというケースです。
一戸建てリフォームのお神楽工事のご依頼にも2パターンあります。
すでに平屋で建設されている建物を補強して2階屋を作るものと
いづれお神楽をする予定で、当初は平屋を希望されるお客様です。
後者は平屋の新築も弊社にご依頼されます。
このような場合、平屋を新築する際に、のちのち2階屋を
建てる想定で構造部の設計をします。
正確にはこのような場合、今回のケースはお神楽とは呼びません
(柱等もすべて入れ替えのため)が、
平屋から2階屋へする流れをお話したいと思います。
世田谷区の一戸建てリフォーム現場になりますが、
現場はこのように入り組んだ場所にあり
平屋となっております。
室内を一部解体し、既存の基礎や土台の状況を確認します。
平屋のため、構造は頑丈とはいえない作りになります。
そのため、この構造材の延長でお神楽工事をしてしまうのは
危険であることがわかります。
お神楽工事(実際は半新築)の2階建て構造になりますので、
足場は高さをみます。
固定する場所がないため、通常はシートを貼りますが、
固定されていない状態でシートをかけてしまうと風圧で足場が
倒れる可能性がありますので解体と同時にシートを貼る方法をとりました。
このあたりは新築とは違う難しさがあるのが一戸建てスケルトンリフォーム
になります。
既存の枠組みを残すのが前提(今回のこのケースは柱も新設)のため、
手壊しによる解体となります。内部外部のスケルトンのため
完全に骨組、構造体がむき出しになっている状態になります。
柱の太さや基礎の状況から、昭和の東京オリンピック前の建物であることが
わかります。基礎が分断され一部、大谷石などで継ぎはぎになっている
状態です。この状態ではとても2階を背負う基礎にはなっておりません。
布基礎補強(一部新設)を提案し、フォールアンカー工法によるベタ基礎
を提案させていただきました。
この状況のため雨水も床下にまわり、ジメジメした状態、柱も私が押せば
倒れてしまいそうなほどぜい弱な状態となっていました。
基礎が終わるまでは、新たな柱を立てることができませんので、
構造体が倒れないよう応急処置をして基礎施工期間の
簡易補強をします。
布基礎を解体し、新たに布基礎を作っていきます。
型枠をつくり配筋を組んでいきます。
一部増築部分がありましたので、
増築部は新規で基礎を作っていきます。
基礎が完成しました。
新築ができればこのような手順を踏まずとも、一気に解体し、
一気にベタ基礎までいけるのですが、新築ができない都心ならではの事情もあり
時間と手間をかけて作業を進めていきます。
これが都心部の一戸建てリフォームの悩みどころでもあります。
今回は2階部分を背負う構造が必要であることと、
一階部分に工房、2階に居住スペース
となるため、工房部分では大スパンでの空間確保が必要であるため、
鉄柱3本と鉄梁2本を建物の中心付近に2か所、計6本の鉄柱と4本の鉄梁を
いれることで構造部分の強化を図りました。
木造住宅ではあまり使うことのない150角の鉄柱を中心に置き、両サイドを120角の鉄柱、
2本のC型チャンネル鋼材(通称Cチャン)で2階の柱を受ける計画をしました。
下は鉄骨屋に設計依頼をかけたラフです。
ところがここで事件発生、150角の鉄柱を立てる位置を掘っていくと、
水が湧き出してきたのです。。
これは予想していなかった事態。。
掘れば掘るほど水が出てきて、周りは水浸し状態に。。
調査をすると近くに水路があることが判明。。
一番大事な柱になるため、補強計画を立てることになりました。
このぜい弱箇所を1メーター程度掘り D13程度の鉄筋を新たに組み込み
コンクリートで固め鉄柱のベースと緊結する方法を提案。
それなりのセメント量になりますが、お客様にも納得していただきました。
、
生コンクリートを打設まで完了し、製作依頼していた鉄骨屋から
いよいよ鉄柱を搬入します。
新築ではなくリフォームを前提としているため
まだ既存柱をぬかず、鉄柱、鉄梁を組みました。
右ななめ下の人で隠れている部分が水があふれ出し、補強した箇所になります。
新規で作った布基礎にも鉄柱を緊結していきます。
逆側も同様に基礎に緊結していきます。
ベタ基礎の工程までここでやっとこれたという状況です。
一戸建てスケルトンリフォームは新築と違い
本当に手間がかかります。弊社も大手のリフォーム会社の大規模リフォームとよばれる商品の
下請けを長くやってまいりましたが、大手の営業マンもこのような手間を
わかっている人間は少ないのが現状です。
わかりやすくいうと、新築であればここまでの期間で家がもう建ってしまいます。
ベタ基礎の工程に入り、まずは砕石です。中心の鉄柱部分のベースは
頑丈に固定してあります。
メッシュを編んで敷き込み、湿気防止の防湿シートを隅々まで敷き込みます。
ここでコンクリートミキサー車を呼んで生コンクリートを打設します。
入り組んだ場所でミキサー車が入りませんでしたので、
手押し車(通称:ネコ)でリレーをして打設しました。
このまま湿潤期間を設けます。
この間に、弊社棟梁への指示を終えているわけでございますが、
木拾いを行い床伏せ図を書いて棟梁に、スケッチを渡し、
構造部材の手刻みを依頼していました。
2階の床伏せ図と断面図を書いて、棟梁と打ち合わせをします。
ベタ基礎の湿潤期間を待ち、手刻み加工が終わり、構造部材が搬入されます。
リフォーム大工といわれる内装大工ではこのような手刻みをできる職人は、
今現在かなり少なくなってきました。残念なことです。
リフォーム業がサービス業化してしまい簡易リフォームをする会社が増え、
それに伴い内装大工が増えました。
新築もプラモデルを作るような感覚で技術を必要としない時代に
なってきました。弊社では常用と呼ばれる棟梁が何班かおりますが、
大手の新築だけは請けさせないようにしています。
それは、一度請けてしまうとなかなか戻ってこれなくなることもありますが、
最大の理由は、技術力が落ちてしまい、
このような一戸建てのスケルトンリフォーム
のような改築でまったく叩けなくなってしまうからなのです。
我々のような会社は、次世代にこれらの技術を継承していく義務があると考えております。
このタイミングで古い柱を撤去し、新たな柱、2階の床組を組んでいきます。
2階を背負うため、通し柱を入れ、梁、桁、根太等2階床組を組んでいきます。
2階床の捨て張りまで完了しました。
2階を一階の鉄柱と鉄梁で持たせているイメージが分かりやすい写真になります。
今回は、内装を施主様がやるという工事内容になっており、
構造の木組みまでが我々の仕事になりますので、下の写真のように一階天井も現し状態
のままとなります。
1階部分を鉄骨で2階を背負い、2階部分は木構造でくみ上げます。
今回のお客様は職人さんで、床・壁・天井の仕上げはDIYでご自分で施工したい
お客様で構造造部のみのご依頼も弊社ではよくございます。
このような難易度の高い一戸建てリフォーム工事は、木造の知識を有している技術優位の会社へ
相談をすることをお勧め致します。
戸建改築なら
新築そっくりにリフォーム
ハウスメーカーで高いと思ったら
稲葉高志
生年月日:昭和51 年4 月5 日
血液・星座:A 型 おひつじ座
出身地:東京都板橋区
住まい:日暮里
【私が好きなこと】
趣味:読書・神社巡り・直会と称した食べ歩き
好きな言葉:忘己利他
好きなスポーツ:スキー・サッカー
好きなチーム:インテル
好きな色:モスグリーン
好きな動物:犬(ラブラドール・パグ)
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